幻のきのこが登場!たもぎ茸
北の国の夏の間にとれるきのこなのであまり見かけず幻のきのこと呼ばれています。 日本や中国、韓国などのアジア諸国では、伝統的な料理に用いられ、風味豊かで栄養価の高い食材として評価されています。
たもぎ茸は、たもぎ茸とは、ヒラタケ属のきのこで主な成分はビタミンB2、ナイアシン、銅、エルゴチオネイン、グリシン、βグルカン、セラミドなどです。エルゴチオネインはキノコをはじめとする菌類が合成する特有の成分で、強い抗酸化作用を持ち、ビタミンEの7000倍との事です。DNAの損傷や酸化による老化を防ぐ働きがあります。また、光による肌へのダメージを軽減し、皮膚の老化を予防する働きがあるとされています。グリシンは非アミノ酸の一種でコラーゲンの材料にもなっています。そのため、皮膚のハリを維持し、美しく若々しい肌を保つ働きがあります。
また、血管を拡張させて深部体温を下げる働きがあることから、自然で質の良い睡眠に促す働きがあります。β‐グルカンは腸に働く食物繊維の一種で、アレルギー体質の改善や免疫力を向上させる効果も。また、認知症の予防に関連する研究も行われています。
たもぎ茸は抗酸化作用や抗炎症作用があるとも言われており、健康意識の高い人々に人気で体外から入ってきたウイルスなどを撃退し、病気から体を守る働きがあり、さらにβ-グルカンには抗ガン作用の効果が注目されています。β-グルカンにはいくつか種類がありますが、「レンチナン」が抗がん作用を中心に多くの基礎研究でその効果が報告されています。日本での臨床治験においては、胃がんに対して化学療法との併用により生存期間の延長効果が認められ、抗がん剤として承認されました。セラミドは、もともと皮膚の組織のひとつで、肌の角質層の細胞と細胞の隙間を埋めてつなぎ合わせている脂質の約半分を占める主要な成分です。皮脂膜をはじめとした肌の脂質は、水分の蒸発を防ぎ、外的刺激から肌を守る重要な役割をしています。アトピー肌や敏感肌は、一般にセラミドと皮脂分泌が低下した状態です。 このセラミドが、タモギタケには高純度で含まれているのです。貴重な幻のきのこ。見かけたら少し多めに購入して天日で乾燥させておき、保存をお勧めします!